今季Jシリーズで、ついに念願の初優勝!
2009年 4月 25日
JCF ジャパンシリーズ 第2戦
万全の備えで、Jシリーズ優勝をねらう
今年は、日本でのシーズンにあわせてトレーニングを行ってきた。というのも、オーストラリアは季節が逆になるので、昨年は日本人選手がオフの間にレースを走り、来日した際には、体がオフモードに入りかけていたからだ。
しかし、今年は違う。1戦目は少し体調不良で思うように走れなかったが、3位に入賞し、早く日本で優勝したいとずっと考えていた。
八幡浜のコースは、テクニカルセクションが多く自分が好きなコースだが、昨年は大きな根っこにフロントタイヤをとられてコントロールを失い、運悪く膝をカットして病院送りとなった。今回は同じ失敗のないように注意を払う。
金曜日の夕方は、トレックチームのバンでメカニックの仁木さん、マッサーのビンスと一緒に移動し、コミュニケーションをとれるいい時間だった。
土曜日はあいにくの雨で、コースは滑りやすかったが、これがまた楽しさを増してくれる。この日は、体を冷やさないように早めに宿に戻り、ビンスのマッサージを受けてゆっくりと休み、日曜日に備える。
新仕様のバイクを味方に攻め続ける
レース当日、コース脇には昨年同様、とても多くの観客が集まってくださり、エネルギーを与えてもらって、より一層集中力が高まり、身体にスイッチが 入るのを感じた。今回から新しくリリースされたカーボンホイールを使用するので、これが大きな武器になると同時に、精神的にもポジティブにしてくれる。
コースは、テクニカルセクションも多いため、タイヤはボントレガーACXを選択。コンクリートの上りを楽に走るために、空気圧は少し高めに設定した。それによって、少しバイクが暴れるが、そこは身体で衝撃を受け止めるので問題ない。
いよいよスタート。今回もUCIポイント順のスタート位置だったので、自分が一番目にコールされた。隣にはチームメイトの竹之内選手、そして調子のよさそうな小野寺選手もいる。スタートと同時に竹之内選手が飛び出し、自分はその後ろで様子を見る。
最初のシングルでは小野寺選手を先頭に、自分、竹之内選手とベストなラインができた。ほどなく竹之内選手が遅れ、代わりに竹谷選手と山本選手が追い上げてきた。
小野寺選手は、そのまま得意の上りで他を引き離し独走態勢に。自分は前半のペースが少し速かったのか、脚にだるさを感じたので回転を意識する。後半勝負に切り替えて、前との差をあまり開けないようにレースを進めた。
1位の小野寺選手とは、レースの半分をすぎてもまだ1分ほどの差があるようだ。2位を走る竹谷選手には30秒ほど。
そして4周目をむかえ、いよいよエンジン全開で走り出すと、前方にパンクしている小野寺選手を見つけた。そのまま抜き去ったが、タイムロスを最小限にして復帰するのを祈るしかない。後は、前を走る竹谷選手のみだ。
そして5周目、少しだが差が縮まり、今のコンディションなら追いつけそうだ。
いよいよ最終周回、さらに身体には力がみなぎり脚の調子もいい。最後のコンクリートの上りでようやく竹谷選手を捕らえた!
ゴール前のダブルトラックで勝負しようと考え、下りで後ろからプレッシャーを与える。途中、岩がむき出しになったコーナーがあり、自分も常に注意して走っていたが、竹谷選手が落車。なんとか彼をかわし、あとはゴールを目指す。
勝負はそこで決まった。最後は下りのバームを楽しみながら安全に走行し、ゴール。
今まで乗って来た中で、ベストなバイク
ついに、目標であったジャパンシリーズで優勝することができた。
今年はトレックエリートのバイクが一新され、さらに磨きがかかった完成度になっている。
ゼロからの加速性や高速巡行など、本当にロードバイクのような感じで、これまで自分が乗ってきたバイクのなかでベストなバイクだ。
そして、ボントレガーのカーボンホイールもさらに走りを軽くしてくれる。
今年は、あと何勝かできることだろう。
日本の生活にもすっかり慣れ、すこしずつだが日本語も理解できるようになってきた。
今後のレースが楽しみで待ち遠しい。








